visual creation

PLASTIC RAINS

<Diary 2007>

2007年12月22日(土)
盛岡劇場

加藤みや子ダンススペース盛岡公演に呼んでいただきました。『笑う土』・・・龍泉洞の奥、安家という村落に古くから伝わる民話をもとに、加藤みや子さんの振付、加藤訓子さんの音楽、三輪美奈子さんの美術など様々な分野のアーティストとのコラボレーション、そして地元の子供達の参加でスケールの大きな公演となりました。個人的には、大好きな東北地方ですので民話の伝わる安家という村落にも行ってみたかったのですが、時期的に雪深く危険とのことで断念。一泊二日のツアーでしたけど唯一みんなで食べに行った、ぴょんぴょん舎の盛岡冷麺の腰のある麺が美味しかったです。来年の夏にはこの作品で一ヶ月間のブラジルツアーがあるそうです。

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2007年12月16日(日)
初ハイビジョン編集とBlu-ray Disc

数々の不具合を乗り越えて、ようやくハイビジョン編集ができました。大容量メディアBlu-rayに保存します。
まだまだ一般には出回っていないBlu-ray。
残念ながらDVDにダウンコンバートしての納品となります。
ハイビジョン作品第一号は、世田谷美術館のエントランスで開催された『真夜中の森 まよい道』、ダンスは上村なおかさん。エントランスの空間に生音のチェロとピアノ、そしてダンスが調和したたいへん美しい公演でした。

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2007年12月4日(火)
ちいさな手

ことしも上星川幼稚園のクリスマス会にいってきました。
舞踏家・大野一雄サンタさんも101歳になりました。
この幼稚園では三世代が一雄サンタさんからプレゼントをいただいていることになります。
『メリークリスマス!!』といって子供達はサンタさんの手にふれてお礼を言ってゆきます。『サンタさん、来年もまた来てね』

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2007年11月24日(土)

ダンスパフォーマンスグループ JUGON 『遣らずの雨』の写真撮影をしました。生歌・生演奏ありのゴージャスで楽しいステージを魅せてくれました。

2007年11月20日(火)
デッド・ストック

日頃の楽しみのひとつが、インターネット・オークション。
けっこう珍しいものにめぐり合えるのです。今回落札したのは、自分が子供の時期にツリーに飾られていた人形たちです。ちょっとダークな感じでトキメキます。うちは、おばあちゃんがオモチャ屋さんをしていましたから、とてもクリスマスは思い出深いのです。

2007年11月8日(木)
不思議な場所

山口県岩国市から始まったマドモアゼル・シネマの『不思議な場所』ツアーが7日、長野まつもと市民芸術館にて終了しました。ダンサー・スタッフともに持てる力を出し切って、各地の皆様に不思議なダンスを存分に楽しんでいただけました。

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2007年11月4日(日)
ERIKA flashback

2001年からいっしょに旅を続けてきて、今年の5月逝去されたダンサー野和田恵里花さんの映像をまとめさせていただきました。
記録し続けた稽古や公演の映像をこんなかたちでまとめることになるとは思ってもみませんでした。ただ、より多くの時間を過ごしたセッションハウスのスクリーンに映し出される恵里花さんは、まだまだ新しいダンスをぼくらに見せてくれ続けているのだと思えることができました。
編集作業は全ストップしたため、あらゆる納品がたいへん遅れてしまっていますが、ご理解いただき待ってくれている方々にも感謝いたします。

2007年10月28日(日)
Kazuo Ohno 101 : Butoh Parade in NY

舞踏家・大野一雄さんの101歳を祝う舞踏の祭典がアメリカ・ニューヨークのJapan Societyで開かれました。
日本からは、大野慶人さんと笠井叡さんがそれぞれ舞台に立ちました。興奮の3日間でした。慶人さんは、白塗りなしのソロで最後を飾り、笠井さんは3ステージ、オーディションで選ばれたアメリカのダンサーを振付ました。
慶人さんのカーテンコールでは、僕の撮影している映像が舞台に映る仕掛けがあり、超緊張。気持ちがひとつになる瞬間。いい体験ができました。
帰りの飛行機はひとりだったのですが、スチュワーデスさんが心配するほどずーっと寝ていました・・・・・。

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2007年10月22日(月)
b×g

plan Bで、齋藤徹×今井和雄Duoをハイビジョン撮影しました。
演奏だけのLive撮影はなんと初めて。空気を震わす絃の響きに気持ちを集中。素晴らしい瞬間を得ることができ、終了後も気分爽快です〜。

2007年10月4日(木)
イースター島へ

横浜で仕事だったので、webで『チェックアウトが12時』というビジネスホテルを予約しました。疲れて、やっとたどり着いたホテルは、街道沿いのピンクネオン・・・大昔のラブホテルをビジネス・ユースにしただけの廃屋のようなビルでした。
到着して即フロントのようなところで、おばちゃんが来るのを数十分待たされる始末。
部屋はカビ臭く、壁には時代遅れのトロピカルな大写真、
さらにダイヤル式電話、ファミコンなど。70〜80年ごろのつくりです。自腹でホテルに泊まって心が荒みました。まぁ、web予約とはいえ、ホテルの名前で気がつくべきだったですね。
なんか薄気味悪くて、明かり消して寝れませんでした。
ただひとつ、キラン・・・と、つぼにはまったものがあります。
それは、かつてラブホだった時代の部屋の名前が、枕元のダイヤル電話に手書きで記されていました。
『イースター島』 ひとり爆笑しました・・・。

2007年9月25日(火)
リハビリ

一日中ファインダーをのぞいていて、首から肩にかけての筋肉がダメージをうけてしまいました。一週間以上経過しても、寝返りが辛く痛い。本日、整形外科へ行ってみますと、早速治療が始まりました。患部に、緑の温かい光線を10分。電気がシビレるマシーン10分。この時期、撮影ラッシュで充実感を味わうはずが、まったく情けないです。

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2007年9月16日(日)
PHOTO

川口眞人さん 二瓶真弓さんの結婚式と披露パーティーを友人として写真撮影。
ずっと泣いていた新郎の川口さん、笑顔のかわいい真弓さん、末永くお幸せにね。

2007年9月8日(土)
ハイビジョン

今年の秋は、大野一雄Fes〜@N.Y.、マドモアゼル・シネマのJPツアーがあって是非クオリティの高い映像に残したいと考えていました。現在使用中のカメラの修理も重なって、約100万円かけてハイビジョン環境を整えました。といっても、カメラは発売から3年もたっていて新しいものに関しては以外と慎重派ではあります。
本日、日頃お世話になっている神楽坂セッションハウスにてテスト撮影させていただきました。濃密な映像に満足。ただ大きいボディで、操作もたいへんパワーが必要です。まだまだ、納品はDVDにダウン・コンバート。自分の液晶テレビで見るだけの自己満足ですが、先行投資です。

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2007年9月5日(水)
PHOTO

滝野川会館リハーサル室にて。
エンジェルス レビューショーのリハーサルを写真撮影。
かどくら音響さんからの依頼。
代表が元SKDなだけに、踊り・衣装チェンジ・歌・MC満載でたのしいステージが想像できました。

2007年9月3日(月)
Everything

振返ると、グッときて買うに至った自分より若い歌手のSingle CDは、2000年発売のMisiaの『Everything』でした。
それ以来ですから、歳を重ねるごとになかなか日本のヒット曲なんかが身体に染みなくなってきているのは確か。
Misiaに関しては、ものすごく歌がうまい歌手なのに楽曲がワンパターンで飽きちゃいます。もっと冒険してもらったほうが深みがでるのになぁと願うばかりです。
ここで『Eveything』の歌詞一部をご紹介しておきます。
ストレートで照れくさいのですが、名曲だと思います。

どれくらいの時間を 永遠とよべるだろう 
果てしなく 遠い未来なら
あなたと行きたい あなたと覗いてみたい その日を

愛しき人よ 抱きしめていて 
いつものように やさしい時の中で
この手握って 見つめて 今だけを

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2007年9月1日(土)
PHOTO

マイム界の新星、CAVAの新作『Republic』の写真撮影を依頼されました。打ち上げでは、メンバーの丸山さんの母手作りチマキがすっかり名物となりました。

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2007年8月24日(金)
特殊機材

ずっと欲しかったDVクレーンを、とうとう導入しました。
静止物の撮影で、少し動きが欲しいときに重宝します。
22日、『ポルタンスキー展』の撮影で初お披露目。

2007年8月23日(木)
溝端さんちの晩御飯。

舞踏家・大野一雄のマネージャーで知られている溝端俊夫さんのお宅へ打ち合わせに伺いました。
そこで晩御飯をご馳走になるわけですが、
なんと秋刀魚を団扇でパタパタ〜。
家族団欒、
遥かいにしえの食生活を実践している溝端さんちは素敵です。

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2007年8月15日(水)
愛しのミスサラダ。

最近この日記で紹介する食べ物が『こってり系にかたよってるなぁ』と思っていた矢先、行きつけのスタジオの方々からもご指摘を受けました。(泣)
手作りまではいかないけれど、蒸し暑いこの時期に爽快な味わいを堪能させてくれる、その名もミスサラダをご紹介。
どんぶりいっぱいのサイズで、豆腐が入っていて、柚子風味のさっぱりドレッシング、よくいただいております。
独特のスタイルでチェーン展開しているハンバーグ・レストラン『びっくりドンキー』の一品です。税抜417円也。

2007年8月14日(火)
灼熱の中、身ひとつ。

今日は早起きして、上星川の大野研究所に行ってきました。
昨日、研究所の方から、『身ひとつで来てください』とお誘いいただいたのです。このお盆はPCの故障が長引き、仕事を残してしまったため予定していた東北旅を断念。田舎のない僕としては、里帰りのつもりでウキウキで伺いました。呼ばれた内容は、改装前の稽古場の整理。奥の方や天井からお宝がたくさん出てきて、驚きや感動がありました。画像真ん中は、初期の稽古場にずっと飾ってあったという大野一雄さんがモデルの大きい油絵。
右は、「アルヘンチーナ頌」初演のチケット。軍服の一雄さんが印刷されています。左は、稽古場へ向かう途中のトンネル。
夜7時すぎに名物のカレーライスをいただきまして終了しました。帰りは上星川駅前の、満天の湯(天然温泉)で汗を流して帰りました。ささやかに夏を感じられた一日となりました。

2007年7月22日(日)
3年間保障

今朝になって突然メインPCのVAIO typeRが壊れてしまいました。DVD製作に必要なスーパードライブが反応しません。
PCにとってはそんな致命傷ではない部分ですが、作業が大幅に遅れてしまいます。修理はとても良心的で、梱包材を持った配送業者をsony styleは用意してくれます。さらに、sony styleでの購入のサービスである3年保障があり、予算的には助かりました。近頃、デジタル機器の故障が頻発。ハイビジョンレコーダー、DVウォークマン、DVカメラ、PC・・・・・と都合4件。まいったまいったです。バックアップに機器をいくつも揃えられるわけもなし、やりくりに冷や汗です。やはり高価なデジタル機器には延長保障のシステムを利用したほうがよいと確信したのでした。

2007年7月20日(金)

鞄も好きですぐ買ってしまいます。が、ここのところ気に入ったものが見つからずベージュ色のトートバックがボロボロになっていました。Dバックでも気に入るものが見つかりません。
大きさやデザイン、色味がパーフェクトでなくては持つ気が起こりません。前出の腕時計みたいになかなか、ひと目惚れがないのです。流石、渋谷東急ハンズは鞄の品揃えが素晴らしい。
やっと見つけました。理想の鞄。ちょっとスクール鞄的なシルエットです。お値段11550円也。

2007年7月18日(水)
肉あんかけチャーハン

いつも混んでいてあまり行かないのですが、夜遅くまで開店している青梅街道沿いの、中華梁山泊(りょうざんぱく)を紹介します。混んでいる理由は、名物肉あんかけチャーハンなのだなと、初めて入ったとき他の客の注文を聞いていてわかりました。いっぱいあるメニューなのに、ほとんど注文はこれ!! しかもカウンター席に囲まれる形の広い厨房のドセンターに一番シビアそうなおじさんが汗をかきかき真剣な面持ちでチャーハンとあんかけを作っているではありませんか。味は濃いめのあんかけですが、深夜族はこんな味好きかもしれません。
青梅街道沿い、練馬区関町南3丁目。

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2007年7月9日(月)
2月のマーチ

本日は、東京工業大学大岡山キャンパスのArt at Tokyo Techで、マドモアゼル・シネマ「7月の『2月のマーチ』」が上演されました。2001年、ふらっと立ち寄ったパークタワーで伊藤直子さん率いる女性だけのカンパニー、マドモアゼル・シネマに出会いました。とっつきやすさもありますが、ディープで独特な世界に魅了されました。そして僕の初コンテンポラリー・ダンスでもありました。後日、恐る恐る電話をしてみると、意外にも渋いお声の方が・・・。直子さんのお父さんとつい口を滑らしてしまって冷や汗ものでしたが、笑ってくれたのがご主人の伊藤孝さんでした。
それから、ずっとお付き合いさせていただいています。
そんな思い出深い「2月のマーチ」も、大幅にダンサーが入れ替わりつつ成長してきました。僕にとって特別な作品です。
写真は稽古風景を写真撮影したものです。

2007年7月6日(金)
アクセサリー

アクセサリーはほとんど身につけませんが、腕時計は好きみたいです。新品のままの物含め、安物ばかりですがけっけう所有しています。今日も有楽町へ行った際、時計売り場で一目惚れ。少しくすんだブルーのG-SHOCK。腕時計に関しては好みがはっきりしていて迷いません。唯一、悩みといえば仕事柄機材にぶつけてすぐ傷が入ってしまうことでしょうか。
右の画像の時計は、ずっと前に初任給で買ったものです。
手巻きで、パーキングメーターがついているアメリカン・グラフィティな感じ。池袋パルコで買ったことをよく覚えています。
今みると黒いバンドがよくないですね。

2007年7月3日(火)
渋谷のGOLD RUSH

渋谷という街はチャラチャラしていて好きではありません。しかし、タイムスリップしたかのような路地裏は素敵です。今日は、マドモアゼル・シネマのステージ小道具を調達しに東急ハンズに行ったので、近くにある1980年オープンのアメリカンハンバーグ専門店ゴールドラッシュへ久しぶりに行きました。デミグラスソースが鉄板で弾けます。手作り感のある店舗と退廃的な渋谷の路地裏がたまらなく好きです。

2007年6月24日(日)
肉うどん

住宅地での商売は難しく、ことごとく消えてゆくのを見てきました。唯一、練馬のはずれ西大泉の地元で゜お客の絶えない手打ちうどん専門店をご紹介します。その名も『大助うどん』。肉うどんが名物で、汁に入ってるのと、つけて食べるのと選択できます。
他はたぬきときつねだけ。汁はさっぱりしていて、飲んだ次の日なんか最高です。
並盛850円也。女性には多すぎるくらい山盛りです。

2007年6月22日(金)
ノマディック美術館

お台場にある廃コンテナを組み合わせた移動美術館へ行ってきました。グレゴリー・コルベールの写真と映像。先輩のカメラマンから、『たきしまくんの世界だから、見たほうがいいぞ』といわれていたのでした。
さすが話題なのか昼間から大勢の人、夜になると大行列でした。動物と人間の完璧な構図とタイミングが凄い。和紙にプリントされたセピア色の写真。
映像ではゾウやくじらと素もぐりの人間との水中ダンス。圧巻でした。写真と映像どちらもやる僕にとってはうらやましい作品がずら〜。難しい動物が被写体なのに凝っていてほれぼれです。
ほんとは、流行の展覧会って、込み合っていて自分のペースで見れないから嫌いでした。人と一緒に行くのも嫌い。結局高価なプログラム買って家でじっくりというパターン。今日は映像がメインでしたから、映画をみるような感じでたのしかったなぁ。

2007年6月13日(水)
『わたしも若いころは』

西荻窪での仕事が早く終わったので、歩いて吉祥寺駅まで向かいました。人々の日常の生活や風景が目に飛び込んできていいものですね。気持ちいいからそのまま、老舗いせやへ。本店は改装中なので、井の頭公園店のカウンターにねじりこみました。冷奴や串焼きやシューマイをつまみに飲んでいると、隣の初老の方から声をかけられました。『あなたの食いっぷりをみていると、わたしも若い頃はってね』 『はぁ、お恥ずかしいです』『わたしも若いころは』と言ってニコヤカに去っていきました。このカウンターひとり酒のコミュニケーションと侘しさが老舗いせやの醍醐味でもあります。しかし、このところ過食がとまりません。たぶん日常生活のストレスが原因ですが、もうひとつお世話になっているセッションハウスのスタッフM子さんから、自分は過食が止まらないという話を聞いてからそれがうつったようなんです・・・・・僕はほんとに人の言ったことがうつります。

2007年6月4日(月)
水族館劇場と女優・葉月蛍

巷で噂の水族館劇場・千秋楽へ行ってきました。駒込大観音境内にそびえ立つテント小屋での3年ぶりの公演で、たいへんな賑わいでした。映画時代、知り合いの役者さんが在籍しているのをきっかけに水族館劇場の大ファンになりました。独特の作風や個性的な役者・・・さらに舞台が回転したり水が大量に降ったりの大仕掛け。
芝居って、舞台って楽しいと感じさせてくれるのです。
当時、僕の映画のつくりとは、全く別のベクトルだったこともあって、逆に刺激を受けつつ素直に楽しめたのかもしれません。映画の仲間であり、水族館劇場の女優さんが画像右の葉月蛍さんです。携帯画像は演じ終えた後のメイクのまま撮らせてもらいました。役柄は蛇女 !!!
で、ここで紹介したいのは、僕が映画から舞台の世界へ入っていくときに唯一相談に乗ってもらった、ターニングポイントな人ということなんです。一番身近な演劇人でしたし、劇団の制作もやっていました。あらためて感謝したかったのです、このページで。ありがとう、今の活動ができてとても幸せです。
しかし、ここのところ沸々と映画というか、物語をつくりたい衝動が生まれつつあります。

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2007年5月24日(木)
PHOTO

今日は草月ホールにて、平山高良先生率いるDANCE STATION EXPRESS公演の写真撮影。
『reverie』

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2007年5月16日(水)
PHOTO

嬉しいことに舞台写真の依頼も少しづつ増えてきました。そこで、PHOTOコーナーにUPするまで時間がかかってしまうため、撮影した写真に関して随時こちらにてご紹介させていただきます。
この日は、水と油のじゅんじゅんソロ公演の写真撮影。
『サイエンス・フィクション』

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2007年5月15日(火)
さよなら、恵里花さん。

ダンサーの野和田恵里花さんの訃報が携帯メールで12日の朝届きました。病魔と闘っていたのは知っていましたが、あまりに突然でショックを受けました。僕がダンスを撮りはじめたころからの知り合いで、よく気にかけてくれましたし、海外遠征も幾度かご一緒しました。ダンスはもちろん、家族で幸せそうにお酒を飲んでいる姿と笑顔が好きでした。『たきしまん』という声が聞けないのは寂しいです。ただただ、ご冥福をお祈りするばかりです。
近々、神楽坂セッションハウスと協力して生前の恵里花さんの映像をまとめる予定です。僕にできることはそのくらいのことしかないのです。
さよなら、恵里花さん。また、あした。
(写真は昨年11月の稽古の風景を写した写真です。中央赤いジャケットが恵里花さん)

2007年5月4日(金)
恒例  ひとり打上げ

ゴールデンウィークの2日3日は、かっこよくてキュートなダンスグループJUGONの公演でした。短い作品を発表している頃から知っていたので、今回の単独公演に写真とヴィデオで声をかけていただいたのはとても嬉しいことでした。写真とヴィデオで二日間、どっぷりいい汗をかかせていただきました。そこで、いつもそうなんですが機材と車があるため打上げは欠席。飲まないで参加しては・・・と思うでしょうが、好きなだけに飲めない打上げのつらさは味わいたくなくて帰っちゃいます。そこで、決まって遅くまで開いていて空いている近所の焼肉レストランへ行きます。メニューがたくさんあるのと、カードで支払いできるので都合がよし。ちょっと寂しい感じですが、のんびりリセットしています。連休まっただ中なせいか、お客は僕だけでした・・・。
右の画像上は、今回撮ったJUGONの写真のお気に入りの一枚。下はまず最初のいっぱいセット。

2007年4月26日(木)
みたか温泉 鷹場の湯

ゴールデンウィーク唯一のお休みの日ということにして、今日一日近場の温泉施設でのんびりしました。此処は最近ダンサーの山田せつ子さんのメールで知りました。せつ子さんとはご近所さんで、以前別の温泉のロビーでばったり出会ったこともありました。さっそくネットで調べると、この温泉、評判がすごく悪い。せつ子さんはいいと言う。さっそく行ってみました。岩盤浴セットで2200円・・・なるほどこれは高い。でもよくよく施設をみると、ロッカーがワンタッチ式だったり、リクライニングチェアひとつひとつに液晶テレビがついてたりお金がかかってました。そして、噂どおりお客が少ない・・・温泉内に僕ひとりだったり、せいぜい3人でした。サイコー。僕はきれいで人のいないところが気に入ってしまいました。露天風呂から青い空と白い雲の動きを一人でゆったり見ていると、このまま溶けて消えてしまってもいいかな・・・と思ってしまいました。まさに天国。そして、話題の岩盤浴を初挑戦。一回30分入れ替え制。イメージと違ってました。お湯は全くなく、熱い一枚板の上に寝ているというものでした。ちょっと、バーベキューを想像しつつ、全身つるつるほっかほか。とにかく人の少ないところで癒されたい方にはお勧めです。高価なのでしょっちゅうはいけませんけれど。






2007年4月19日(木)
Get Back

The BEATLESはなんて耳に優しいのでしょう。何度も繰り返し聞いても飽きがこない。高校生のときにクラスメイトの影響で聞き始めました。とっつきやすいサウンドとそれぞれの突出したキャラクターに即はまりました。
当時ちょうど通学路の高田馬場駅前に『Get Back』という小さな専門店があり、友人と二人よく通ったものです。そこには海賊版のレコードや、限定プレスのレコード、レノン・ハット、オルゴール人形など、少年心をくすぐるアイテムがいっぱいでした。店内で「貴重」という合言葉連発で大笑い〜。そんな友人も知らない間にいろんな事情で家族ごとどこかに消えてしまいました・・・。
僕の好きなアルバムは「LET IT BE」。
解散間際のとても混沌としたアルバムですが、混沌の中からうまれる美しいサウンドが心を打つのです。同名の映画で混沌としたクリエーションの模様を見ることができます。初めて聞くなら中期の「RUBBER SOUL」。
BEATLESらしい曲が満載です。当時は意外にジョージが好きだったなぁ。永遠に愛聴するであろう素敵なバンドです。

2007年3月29日(木)
花粉症

毎年ゴールデンウィークまで、憂鬱になる花粉症。一生ついてまわると思うとかなり厳しい季節になってしまった春。帽子にマスクは職務質問間違いなしのいでたちです。前にあるダンサーが似顔絵を書いてくれたのですが、完全に指名手配犯でした。(涙)寝るときも枕元には鼻炎スプレー。息ができなくて死ぬほど苦しくなるので必需品なのです。マスクはゴムで耳が痛くならないものがあったりして助かりますけど。しかし、このしんどさは、書かない訳にはいかないと思って記しました・・・。
外に出るのがコワイ。

2007年3月13日(火)
ツインピークス

90年代初頭に大ブームになったデビット・リンチ監督のテレビシリーズ。今頃になってLD-BOXを手に入れ見始めました。ずっと気になっていたのですが、流行っている時分はなんか疲れるので見ないまま年月は過ぎ去っていきました。流行を追うのは苦手。新品も苦手。なんでも少し寝かせて自分に馴染むまで手がつけられないという癖があります。服も鞄も靴もDVDも新品で未開封のものがいっぱいです。さて、デビット・リンチは映画監督ですが、グロテスクな登場人物を美しい風景・映像・音楽で美しく演出する監督で自分好みです。さぁ、展開が楽しみです。LD(レーザーディスク)プレーヤーもまだまだ元気に使っています。今のDVDソフトにくらべ当時は高価なディスクでしたから。

2007年3月6日(火)
おっきな柱時計

撮影や編集作業を分刻みでスケジューリングしなくてはならない嬉しい悲鳴の日々が続くものだから、大げさだけど部屋の中心に大きくて狂いのない電波柱時計を付けました。遅れ気味の編集作業に対して、熱中すると「それだけ」になってしまう癖などを戒めるため。購入に当たっては芸術見本市の帰りに有楽町ビックカメラにて考えまくって購入。考えまくったのはデザインです。長く使うことを考えると安いということだけでは買えない気質。結局シンプルなデザインを選びました。赤い秒針が決めてでした。価格は高めで7000円強。

2007年2月20日(火)
透明な舞台

4日間にわたる笠井叡舞踏学校公演が終了しました。本番直前まで叡先生と生徒の熱いリハーサルは続きました。なにかダンサーの修羅場を見てしまったかのような凄まじさに身震いしました。終演後、生徒達に発した言葉・・・「透明な舞台だった」には感動。泣けました。かっこよすぎます。みんなそれぞれの未来に向けて旅立ってゆきました。

2007年1月10日(水)
仙台いってきました。

高橋悠治piano×笠井叡danceシリーズはすべて撮影で参加していて、今回の仙台市青年文化センター・コンサートホール1/9公演も写真を撮りにマイ・カーで参加してきました。仙台は数十年前初めて笠井叡さんのソロを観た思い出の地でもあります。今回感動したのは、お客さんの集中度。チケットを買って今日という公演日を楽しみにしてきたというムードが劇場に溢れていましたし、制作が筆記具を用意していないにもかかわらず、ぎっしり書き込まれたアンケートの高い回収率。東京ではなかなか回収難しいし、じっくり大らかに舞台を鑑賞するということをついつい忘れがちだなぁとか考えてしまいました。ですから、舞台は感動的でしたし、打ち上げもイタメシで美味しく盛り上がりました。もちろん牛タンも堪能してきました。発見は、一福の味噌漬け牛タン。『うまい』の一言。やみつきになりそう・・・・・。

2007年1月4日(木)
ファン・クラブにも入ってました。

DVDを整理していたら、『吉田拓郎&かぐや姫 つま恋2006』があって、中島みゆきがゲスト出演していました。ギターを弾く拓郎のステージに、無言で出てきて一曲歌い無言で去ってゆく。ありがちなステージ上での馴れ合いをいっさい排除したアーティスト同士のかっこよさ。心底痺れました・・・・。かっこいいです。そのとき二人が歌ったのは『永遠の嘘をついてくれ』 中島みゆきの作品です。またコンサートに行きたいと思いました。

2007年1月3日(水)
整理整頓

撮影機材、パソコン、テレビ・オーディオ関係、DVD・CD・本・雑誌・・・・・整理していない物で部屋が溢れかえっています。僕はいいのか悪いのか、ひとつのことを始めたら他のことは全く手がつけられなくなります。激しく極端に、ひとつの事しかできなくなります。バランスが悪いです。それが生活習慣にも現れる始末で身体にもよくない。2007年、心入れ替え、すべてにおいてバランスのいい生活をしようと決意しました。ということで、撮影や編集もするけど、自分の為の時間もつくるぞ!!ということで、雑誌のファイリングして多くを捨ててしまう計画と撮りためたDVDなどの整理・ファイリングを始めました。また、これだけに熱中しないように気をつけなきゃ・・・・・。

2007年1月1日(月)
2007 A HAPPY NEW YEAR
あけましておめでとうございます。年頭所感といたしまして、見かけによらずデリケートな身体で、よく調子を崩し撮影や編集に支障を度々きたしたことを反省し、健康第一によりよい映像制作に励みたいと思っています。今年もよろしくお願いいたします。
1日くらいはゴロゴロしたいと思っていましたが、町全体が静かで逆に集中できるということで、早速編集を開始しました。これから、鈴木清順監督の『陽炎座』のDVDを見ます〜

<Diary 2006>